網戸の網のサイズ選びの基本を知る
網戸の網を選ぶ際、最も重要なのが「サイズ」です。ここで言うサイズには、網戸本体の枠に合う「網自体の寸法」と、網の目の細かさを表す「メッシュ数」の二つがあります。この二つのサイズを適切に選ぶことが、快適な網戸生活の第一歩となります。網戸の網自体の寸法は、交換する網戸の枠のサイズに合わせて選びます。一般的に、ロール状で販売されている網は、幅と長さが数種類用意されており、自宅の網戸枠のサイズを正確に測り、それよりも少し大きめのものを選ぶのが基本です。大きめに選ぶことで、網を張る際に多少のゆがみがあっても対応しやすくなります。メッシュ数は、1インチ(約2.54cm)あたりに網の目(縦糸と横糸)がいくつあるかを示す数値です。この数値が大きいほど目が細かくなり、小さな虫の侵入を防ぐ効果が高まりますが、風通しが悪くなる可能性も出てきます。一般的な網戸の網は18メッシュが標準とされており、これであればほとんどの蚊やハエの侵入を防ぐことができます。しかし、さらに小さい虫(ユスリカなど)や花粉対策をしたい場合は、20メッシュ、24メッシュ、あるいはそれ以上の細かいメッシュ数を選ぶ必要が出てきます。選び方のポイントは、まず設置する場所と目的を明確にすることです。キッチンやリビングなど、風通しを重視したい場所であれば標準的なメッシュ数を、寝室や子供部屋など、虫の侵入を徹底的に防ぎたい場所であれば細かいメッシュ数を検討しましょう。また、花粉症対策には専用の網や、さらに目の細かいものが開発されています。用途に応じたサイズ選びで、網戸の性能を最大限に引き出すことができます。適切な網のサイズを選ぶことで、快適で安心な室内環境を保ちましょう。