リフォームを終えた後の大きなイベントが確定申告ですが、多くの人が「難しそう」と敬遠しがちなこの作業も、順を追って進めれば自分で行うことは決して不可能ではありません。リフォーム控除を受けるための第一歩は、自分がどの控除を申請するのかを明確にすることです。住宅ローン控除を申請するのか、あるいは現金払いで税額控除を申請するのかによって、用意する書類が異なります。共通して必要となるのは、リフォーム後の建物の状態を証明する「登記事項証明書」や、工事の請負契約書、そして領収書の写しです。さらに、所得税控除の肝となるのが「増改築等工事証明書」です。これは工事を行ったリフォーム会社や建築士に発行を依頼する必要があるため、確定申告の時期になる前に早めに手配しておくことが肝要です。申告の時期は毎年二月十六日から三月十五日までの間ですが、還付申告だけであれば一月一日から受け付けてもらえるため、早めに準備を進めるのが得策です。最近では国税電子申告納税システムであるイータックスを利用すれば、自宅のパソコンやスマートフォンからでも申告が可能です。画面の指示に従って金額を入力していけば、控除額が自動計算されるため、計算ミスの心配もありません。入力を進める中で、住宅借入金等特別控除の計算明細書などの書類も作成されるため、それらをプリントアウトして必要書類とともに税務署へ郵送、あるいは送信すれば完了です。注意点としては、補助金を受け取った場合はその金額を正確に入力し、実質的な自己負担額を算出することです。また、連帯債務でローンを組んでいる場合は、それぞれの持分に応じた按分計算が必要になります。一つ一つの書類は細かく見えますが、それらはすべて自分が支払った大切なお金を取り戻すためのチケットです。丁寧に作業を進めることで、リフォームによって減った預金通帳に、税金の還付という嬉しい戻りがあるはずです。自分で行う確定申告は、自身の家計や税金の仕組みを学ぶ絶好の機会でもあり、リフォームという大きな節目を締めくくる大切な儀式と言えるでしょう。
リフォーム控除の確定申告を自分で行うための具体的な手順と必要書類の解説